死役所 ネタバレ 芋掘りで娘・ミチが・・・

死役所 ネタバレ 芋掘りでミチ・娘が・・・死役所他殺課イシ間さんの過去が明らかに!

「死役所」そこは死後の手続きをする場所です。自殺・他殺・交通事故・災害・・・いったい彼らはなぜ死んだのか、なぜ死ななければならなかったのか、様々な人の人生がそこには描かれています。

心のあったかくなるストーリーから、やるせない気持ちになるもの、悲しい気持ちになるものまで、様々な感動を得られます。

ホラー好きグロ好きの方は必見!死について考えさせられる内容です。

 

死役所とは・・・

死んだ後成仏するために手続きをする場所で、自殺・他殺・交通事故・災害など死に方によってさまざまな課に分けられています。死んだ人間はそれぞれの課で成仏の申請をし、「成仏の扉」から天国もしくは地獄に送られます。

期間内(死亡日より49日間)に手続きをしなかった場合は「冥途の道」を永遠にさまようことになります。

この本では、様々な死に方をした人が登場し、死んだ原因からその後の様子、また周りの人間の様子を描き死に対して考えさせられる作品になっています。

また、この物語では死役所の職員が大きな役割をもっています。死役所の職員は生前「死刑」になった人で構成されています。今回その職員の一人である他殺課のイシ間さんがなぜ死刑になったのか、ネタバレ含め紹介していきます。

 

死役所 他殺課のイシ間さん

見た目はスキンヘッドのこわもてのおっちゃんですが、涙もろく人情に厚いイシ間さん。
イシ間さんはいつも死役所に子供が来たかを気にしていて、年寄りの相手はいいが子供が死ぬのはつらいと考えているような人です。

物語の中では母親に虐待されて死んだ子供が登場するシーンもありますが、子供の純粋さに涙したり、死役所の職員の中では一番人情深い人物に描かれています。そんなイシ間さんがなぜ死刑になったのか、それが描かれたのは第9条でした。

 

死役所 ネタバレ 第9条 石間徳治(ネタバレ)

生前の石間さんは大工の仕事をしていて、子供はおらず、奥さんとは死別し、両親を亡くした姪っ子の「ミチ」と二人で暮らしていました。

ミチはとても美しい14歳の少女で、石間さんが大工の仕事から帰るのをご飯を作って待っていて、将来お嫁さんに行ったらおじちゃん(石間さん)に家を建ててもらっておじちゃんと一緒に住みたいと語るような素敵な娘でした。そんなミチを石間さんは我が子同然に愛していました。

そんな和やかに暮らす石間さんの前に突然2人の少年が現れます。

外で物音がしたことを不思議に思い、石間さんが見に行くとそこにはミチと同じ年ぐらいの2人の兄弟が畑で芋掘りをしていました。

なんだ芋泥棒かと思い石間さんは2人に近付き、こわもての顔に驚いた2人は殺さないでと言い怯えますが、そんなことで殺すかいと石間さんは2人を見ます、その様子を見ていたミチが2人に笑顔で食べ物を差し出し、その兄弟は何のお咎めもなくその場は帰っていきます。

そんなミチの様子に石間さんは微笑み、幸せそうな2人の様子が描かれています。しかし、事件はこの数日後に起こります。

ある日、上棟式で遅くまでお酒を飲んで帰るのが遅くなった石間さんが家に着くと、食べかけのご飯がおいてあり、ミチの姿が見当たりませんでした。石間さんはお風呂でも入ってるのかと思いますが、そのとき外で物音がして、また芋泥棒かと思い外にクワをもって見に行きます。

そこでミチは芋泥棒の少年2人に「強姦」されていました。

その光景を見た石間さんはクワを1人の少年の肩に振り下ろします。1人はズボンをはいて逃げ出し、肩に傷を負った少年はその場で痛いと叫び、もがきます。その間にミチを家の中に入るよう説得し、痛い痛いと叫ぶ少年と2人になった石間さんはその少年の頭にクワを振り下ろします。

その後、逃げた少年を追い、少年に追いつきます。少年は、また何かをもらおうと思って、お礼を言おうと思って、興味本位でつい、ごめんなさい殺さないでと懇願しますが、石間さんはその少年にもクワを振り下ろします。

その後、2人の遺体を土に埋め、殺したことはミチには話さずに暮らしていきます。

死体はミチが嫁いだ1年後に見つかります。その際石間さんは、ミチのことを思い、酒に酔った勢いで殺したと供述します。その残虐性ゆえに、石間さんは死刑と判決されます。ミチはその後減刑を訴えますが、石間さんの死刑は執行され、今の死役所で働くこととなります。

 

死役所ミチとイシ間さん(ネタバレ)

死役所でそんなミチとの過去を思い出しているイシ間さんの前に一人のおばあちゃんが現れます。おじいちゃーんと言ってイシ間さんに駆け寄るおばあちゃんはミチでした。

ミチは認知症でしたが、イシ間さんのことだけは覚えており、イシ間さんの元に現れました。

ミチの死因は、家族に見守られながら天寿を全うした死で、自分の娘のように愛したミチが幸せに生きたことを知り、イシ間さんは嬉しそうに涙を流します。

 

死役所 ネタバレ・感想

人情味あふれるイシ間さんがなぜ死刑になったのか、この話を読んで納得いきました。人を殺す事は悪いことだと思っていても、最愛の人を目の前で強姦され抑えられなかったイシ間さんの気持ちにも同情してしまいます。

芋泥棒の2人の少年に親切にしたミチが、それ故に強姦される羽目になってしまったことに、何とも言えない不条理さを感じます。

最後にミチが幸せな人生を送ってくれたと感じ、イシ間さんが涙してくれたことが、唯一の救いでした。

 

死役所 ネタバレ 芋掘りでミチ・娘が・・・についてでした。

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