透明なゆりかごツッチーのネタバレ！床下に住む？コンクリートで？

透明なゆりかごツッチーのネタバレ！床下に住む？コンクリートで？

日本の３大死亡原因の本当の第１位をご存知でしょうか？それは人工妊娠中絶になります。それほど多くの子供たちが、様々な理由により命を失っています。

子供に対する思いや、命に対してを改めて考えさせられるのが、「透明なゆりかご」と言う漫画です。すべての人に読んでもらいたい作品ですね。

今回は「透明なゆりかごツッチーのネタバレ！床下に住む？コンクリートで？」と言う内容で、ツッチーに焦点をあててお届けしていきます。

Contents

1 透明なゆりかごの概要
2 ツッチーとは？（ネタバレ・閲覧注意）
3 『透明な子』とは？
4 透明なゆりかご床下がコンクリートで埋められ、ツッチーが・・・
5 透明なゆりかごツッチーのネタバレや考察・感想
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透明なゆりかごの概要

「透明なゆりかご」とは主人公である沖田さんが、高校生の時に産婦人科医院でアルバイトをしていたときの出来事を語った少女マンガです。

そこには、妊娠・出産・中絶・流産などリアルな物語が描かれていて、命について、子供について改めて考えさせられる内容となっています。

また作中の中には、産婦人科で経験した話だけでなく、作者が体験した子供にまつわるエピソードもいくつか紹介されています。今回はその中の１つについて取り上げてみました。

ツッチーとは？（ネタバレ・閲覧注意）

沖田さんが子供の頃、ツッチーという少年がいました。沖田さんはその少年の名前を知らず、いつもツッチーと呼んでいました。

理由はいつも土まみれだからということと、空き地でいつもツチノコを探していたからです。当時のTV番組でツチノコを見つけたら１００万円もらえると耳にし、ブラジルに行くためにツッチーはツチノコを探していました。

そしてツッチーのもう一つの特徴が、床の下に住んでいたことです。ツッチーの家はお母さんがいなくて、お父さんが雀荘を経営していました。

ツッチーの兄弟は普通に生活していたようですが、ツッチーだけ親に面倒見てもらえず、家に入っているところを見られると暴力を振るわれるため、床下で暮らしていました。

学校でうまくなじめない沖田さんは、そんなツッチーと一緒にいる時間が楽しく、ツチノコを２人で探したり、床の下に一緒に入ったりしていました。

そんなツッチーはブラジルに行きたいという夢を持っていました。床下で聞いたTV番組では、ブラジルは日本の真下にあり、一年中あったかくて、みんな陽気でダンスを踊っていて、毎日肉を食べて、海には魚がいっぱいいて、外にフルーツがたくさんなっていて取り放題で、ツッチーはそこで、今より少し大きい家を作って、フルーツいっぱいとってきてジュース屋さんをすることも夢見ていました。

『透明な子』とは？

ツッチーのような親に放置されたり、暴力を受けたり、最終的にはなかったものとして周りからも扱われるような子を沖田さんは「透明な子」と表現されています。

なぜ透明な子はできるのだろうか。そして一度透明な子になってしまった子供には過酷な運命が待っています。そんな中でも子供たちは絶望せずに必死で生きていて、沖田さんはそんな子供たちの幸せを祈るのでした。

透明なゆりかご床下がコンクリートで埋められ、ツッチーが・・・

そんなツッチーが、ツチノコは冬眠するから待っていられないから、穴を掘ってブラジルに行くと言い出します。沖田さんに服を渡し、服を使って土を集めるように指示し、穴を掘り進めていきます。服を脱いだツッチーの体は顔以外あざだらけで、子供ながらにお父さんにけられたのではないかと想像する沖田さんでした。

その後雪が降り、しばらくツッチーに会えなくなった沖田さんは、春になり、またツッチーに会いに行きます。

そこで家の床下がコンクリートで全部埋まっていることを知ります。ツッチーを探す沖田さんは、親にツッチーの家のことを聞いてみますが、あの家とはかかわっちゃダメと一蹴され、同級生にも聞いてみますが、誰もツッチーのことを知りませんでした。

その後のある日、空き地で小さな穴を見つけた沖田さんはツッチーのことを思い出します。ブラジルが日本の真下にあると語ってくれたツッチーのことを思い出し、希望を捨てなかったツッチーを思い、沖田さんも希望を持とうと思い立ち、ツッチーがブラジルで楽しく過ごしていると信じて、ブラジルにいるツッチーへ向けて手紙を書いて海に流すのでした。