いぬやしき 最終回までのネタバレ!

さえない中年ヒーロー!漫画「いぬやしき」の最終回までのネタバレ!

あの名作漫画「GANTZ」などでおなじみの奥浩哉さんによる最新漫画「いぬやしき」もとうとう最終回を迎えました。

単行本1巻の表紙だけを見たらだれも買わないんじゃないかと思うような、中年オヤジの顔に「いぬやしき」の文字だけ、というジャケット。非常に挑戦的なコミックでしたが、ストーリーも挑戦的です。

今回は漫画「いぬやしき」の最終回までのネタバレをご紹介します。

 

いぬやしき ネタバレ最終回【不幸の中年・犬屋敷壱郎さん(58)】

漫画「いうやしき」の主人公はうだつのあがらないサラリーマン・犬屋敷壱郎。58歳に見えない老け方で、娘の友達に「おじいちゃん?」と聞かれるほど。正義感は人一倍ありますが、電車内で騒ぐ不良たちに立ち向かう勇気はありません。

この犬屋敷さんに様々な不幸が訪れます。正直みていてつらいです。ようやく建てたマイホームも「日当たりが悪い」と子供たちに罵倒され、一人牛丼を食べていると「ああやって一人で牛丼食ってるサラリーマンって何が楽しくて生きてるんだろうな」と息子の友人に哀れみの言葉を言われてしまう。

ょっと涙が出そうです。が、これだけではすみません。

胃がんが発覚し、もって三ヶ月と診断されます。それを伝えようと家族に電話してもシカトされます。涙が出ました。

動物愛護センターから引き取った犬・はな子だけが心の拠りどころとなり、はな子を抱きしめながら泣いてると空から何かが降ってきて爆発します。衝撃的すぎます。

 

いぬやしき ネタバレ最終回【ヒーローとして生きる犬屋敷壱郎さん(58)】

爆発は一体何だったのか。。爆発に巻き込まれたはずでしたが、何事もなく目を覚ます犬屋敷さん。「夢」かとも思いましたが、まぎれもない現実で、なんと犬屋敷さんは一度死んだけれど、「何者かに身体を改造され、犬屋敷の皮を被ったロボットになった」みたいです。衝撃的です。

ロボットとなり視力もよくなり腰の痛みもない。もちろんガンも関係ありません。そして身体能力も上昇しており、不良たちに意見を言うなど、正義感を執行することができる力を得ました。ここからヒーロー・犬屋敷さんの復讐?が始まります。

なんかギャグマンガのような展開ですが、皆さんも知っている「GANTZ」のきれいな絵でストーリーも進むため、ギャグではないな、とすぐわかります。

 

いぬやしき ネタバレ最終回【犬屋敷さんの敵!?獅子神ヒロさん】

実は犬屋敷さんが爆発に巻き込まれた時、もう一人爆発に巻き込まれた人がいました。獅子神ヒロです。彼も非常に正義感が強い高校生です。

しかし、犬屋敷さんとはベクトルが違いました。手でピストルの形を作り「バン!」と打つマネをすると、本当に対象物が打たれる、という能力を持つ獅子神。

普通の人に対し、バンバンやりまくり、「生きている感じがする」と自己陶酔に浸ってしまうという危険人物です。今後、獅子神VS犬屋敷さんという構図も出てくると思われます。

 

いぬやしき ネタバレ最終回【圧倒的な能力を持つ犬屋敷壱郎さん(58)】

ロボットに改造され、人々を救うヒーローとなった犬屋敷さん。彼には様々な能力が備わりました。その能力の一つが聴力。

遠く離れた声でも聴くことが可能となりました。とくに犬屋敷さんが聞くのは助けを求める被害者の声です。

その声のもとに駆け付け次々と悪を倒していきます。もう一つ、こちらの能力もすごいのですが、病気を治癒する力も兼ね備え、難病で苦しむ人たちを次々と救っていくことができます。

ロボ化されたことで涙も出ないはずですが、自分の力で病人を治癒した時に、涙を流し、喜ぶ場面があります。ついつい私も涙が出そうです。

 

最終回では地球を救うことになる犬屋敷壱郎さん(58)

獅子神との決着も付け、家族にも自分がロボ化したことを打ち明けた犬屋敷さん。すると今度は地球に巨大隕石が衝突しそうだということを知ります。

アメリカの核攻撃でも止められなかった隕石を止めることが自分の使命だと感じ、家族を残して隕石のもとに向かいます。するとそこに獅子神も到着します。獅子神にも守りたい人がいる。

その人を守るため、隕石を止める方法を獅子神は知っていました。それは獅子神自身の自爆です。止めることも聞かず、自分を犠牲にする獅子神。

犬屋敷さんも受け入れ、獅子神の自爆スイッチをおします。しかし。隕石はまだ止まりませんでした。そうして迎えた最終回。

全てを把握した犬屋敷さんはあと一回の爆発が必要だと察します。そしてその爆発とは自分自身だと。

 

【感想・評価】涙なしでは語れない「いぬやしき」の魅力

最終回で無事地球を救った犬屋敷さん。でも、世間的にはアメリカの核攻撃で軌道がそれたことになっていました。

しかし、父親が救ってくれたことを知っている犬屋敷さんの家族はそれからも力強く生きていくのでした。
初めの設定やコミックの表紙から、まーちょっとふざけた展開になるのかなーとあまり期待せずに読み始めると、意外に読み止められず一気に読み終わってしまいました。

特に9巻から最終回にかけては本当に泣いてしまいました。あまり漫画で泣くことないんですけどね。感動したい人、ちょっと元気がない人、そんな人におすすめです!

以上、漫画「いぬやしき」の最終回までのネタバレでした。

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